Aruyo

ガルパンはいいぞ

そんな言葉をよくつぶやいていたけど、実は今まで観たことなかった。そう、なかったんだけど...ついに観てしまった。TVとOVAのほうだけど。

以前にもプラモデル雑誌を手にして観たりと興味がなかったわけでないのだけど、長砲身ついたのなんてダグラムのクラブガンナー以来っスよ。

舞台設定のぶっとび具合はまあ、アニメだしね! で気楽に見ようと最初から決めてたので大丈夫。麻雀の「咲」みたいに嫌悪感が無かったのは「おっぱい」とか「パンチラ」とかサービス成分が少なめと聞いていたのと、戦車の描写が凄えって評価が気になっていたからか。

スポ根らしい予感がしたのだ。

まあ、「咲」は麻雀が嫌いってのもあって観てないんだけどね。理解してないって点では麻雀も戦車もそんなに変わらない。自衛隊幹部候補生校の敷地にあった74式とか自衛隊の近代車は、ボーイスカウトの帰りに毎週のように展示車に乗り込んで遊んでたので馴染みがあるけど、旧戦車なんて「advanced 大戦略」くらいでしかな。

そうそう、昔つとめてた会社の後輩に戦車の「足跡」で車輌の区別がつくような詳しい子がいて「ドン引き」したりとか、「機構師団II」というゲームをリリースして広報しなきゃいけないのに戦車戦の何が面白いのかさっぱり理解できなかったりとか、まあその程度だったわけなのよ。

で、ガルパンである。

大洗には何度か行ったことがあるけど、水族館だったり冬の荒れた海を見下ろしただけだったりと、特に思い入れがあるわけでもない。女の子のほうについても、プリキュアに負けてない数...キャプテン翼状態になりそうだよね、コレ。もう多すぎで声じゃ区別がつかねえ...けど、まあなんとかなるか。

しかし、ネットに流れてくる画像でちょくちょく目にしていてもやっぱりわからないもので、あのモジャ髪の子が主人公だとずーっと思ってたので、本編を見てもっとも驚いたのはソコだったりする。すまん、西住殿。

内容についてはとやかく言わない。戦車がきめ細かく動いているだけで満足。地面を走る物体をCGにしたアニメだと、どうしても「頭文字D」の迫力にかけるノッペらとした挙動が頭に浮かんで、地雷みたいに思えちゃっていたんだけど杞憂だった。人物は稀に作画崩壊とかしてる箇所もあるけど、総じて可愛く動いてる。

プリキュア同様に低予算だとどうしてこうオーバースペックな良作ができちゃうんだろう。不健全だけど皮肉な事だ。

スピンオフもほどほどにして、あまりダラダラと引っ張らないで欲しいね、と思ったのはなんだか久しぶりな気がする。これで完結しても十分でしょう。

もし、二期目をやるなら同じ大会を舞台に敗退した他校を軸にするか、人物を一新して数年後の在学生とかそんな感じで。ドカベンやキャプ翼みたいにプロ(自衛隊?)や社会人チームなんかにしたら年齢的に「ガールズ」じゃないしな (この見解は相当な反感をくらいそうだ) 。

映画もそのうち観れると良いね。