Aruyo

車の調子を察って診る

地面に孵化したばかりのまだ白いはずのクマゼミが大量の蟻に集られ色を失っていた。高いところに登らず石畳の真ん中で孵化したらしく、すぐ横には背中の割れた抜け殻があった。蟻も容赦ないな。自然界は美しくも過酷なものよ、私が昆虫や小動物ならあっと今に餌食となるだろう。異世界転生でもチートに関係なくあっさり命を落としそうだ。

朝五時十分の給餌活動、時間ぴったり過ぎだってば。昼は大人しく寝ていて、時々放尿のために庭に出るのを促す程度。夜の八時過ぎから吠えては外で一回排便して戻る、を五回も繰り返す。六回目は何も出なかったのでもしかしてと思い10g程給餌したら落ち着いた。途中から吠える理由が変わっていたのね。というか一日の総量が10gオーバーだよ。

車の異音が気になったので今日の配達のバイトは配達車ではなく自前の車を持ち込みさせてもらう。あまり乗らないだけに、こうでもしないと発生の条件が絞り込めないので。しかし、走行中は特に何もなく。まっすぐ走るぶんには問題ないということなのかね、もう少し様子を見よう。

ちょくちょく乗るようにしないとね。