角川復活の狼煙
角川がアスキーを買収とか。 正確に言えば、メディアリーヴスを買収だけど、なんだこれはくらいのインパクトあるなぁ。 この先どうなるんだろ。
メディアリーヴスといえば、一昨年の11月にアスキーから社名を変更して、子会社のアストロアーツをアスキーに社名変更したうえで業務を引き継がせ...で、エンターブレインとアスキーの持ち株会社になってたりして。 一方の角川といえば、角川メディアオフィスに離反した連中が作ったメディアワークスが、主婦の友社に見限られて角川グループに出戻りしていたりして。 銀行再編かよ的な複雑さ。
話はややそれるけど、角川ホールディングスという持ち株会社にはアスキーの持ち株化と同じ一昨年の11月に、徳間書店から大映の営業権の譲渡を受けてる。 こちらは昨日、角川の映像部門統合して角川大映映画から角川映画に再編ということが発表されていたもの。 つまり、経営危機から徳間書店に身請けしてもらって、角川に売られた後についにその幕を閉じたわけで。
嗚呼、栄枯盛衰。
位置づけ的にはメディアリーヴスは角川書店やメディアワークスと同じ角川ホールディングス直下になるようね。 エンターブレインとアスキーはその下なので角川グループの孫会社として位置することからメディアワークスより格下となるわけか。 でも、私の周囲では電撃よりファミ通が格付け上位としている人が多く、それぞれの持つコンテンツの力はエンターブレインが上というのが世間の見るところのような気が。
富士電機と富士通みたいなもんかな。
角川ホールディングスの言うには『事業会社の自主性やブランドを重視しながら、金融や物流などを共有することなどにより、会社間のシナジーを最大限生かす体制を目指す』とのことだけど。 出版業界・ゲーム業界の調子からみても効率を重視することになり、結局は大映同様の再編がいずれはこの両社にかかって来るものと予想してるけどどうだろう?
実は既に水面下でいろいろとあるようで、ちらほらと耳に入ってきてるけどね。 さて、今後が楽しみだなあ。 あんまし変わらないかもしれないけど。