Aruyo

データの大掃除

一昨日から、ファイルサーバにしていた PowerMac8500/133 を引退させるべく中身を退避。 MacOS8.6 と MacOSX10.4 は AppleTalk でも直結できないので、MacOS9.2 の iMac233 を経由しての大転送。おかげでネットもろくにつなげない...。

しかし、10Mbpsってこんなに遅かったか ? と改めて実感。ネットワークボリュームにちょっとまとめてコピーしようとすると、しばらく見守っても残り時間30時間とかで安定しちゃうし。

しかも大きいサイズのファイルだと途中でハングアップしがち。ただでさえ遅いマシンから取り出すため、時間がかかってしょうがない。ばらしてHDDつなぎ変えればいいんだろうけど、本体はがっちりと棚にはまり込ませているので面倒で (マテ

コピーには時間がかかるけど、久しぶりに見るデータは懐かしいものやら古い形式でどうしようもないものやらで、つい見入ってしまう。大掃除で古新聞読んじゃうあれに似てるね。

そんなわけで、コピーの合間にデータ整理もついでにやっちゃう事に。今までも必要に応じてちょくちょくは行ってたけど、とても古いものは放置していたので。いずれにせよ、この後にムービー編集の仕事もあるから容量あけないとだし。

まず、不要なファイルを捨てながら整理整頓。階層構造や日付け名なんかは形式を整える。それでいて、後々のこしておいたほうがいい、という最低限だけに絞り込んでで圧縮。たいてい途中経過ファイルも保管していたので、最終型だけ残してざくっと削除。ディスクイメージ形式や圧縮形式を変える事で圧縮できそうなものは、もちろん再圧縮。

これだけでもぐっと減るけど、圧縮の効きにくい AVI ファイルや mpeg ムービーなんかはエンコードも変えてしまうことに。たいていは H.264 にするだけでぐっと減るのだけど、音声がリニア PCM がデフォルトだったのを AAC にしたら、さらに半分くらいになってぐっとスペースが増したりとか。

昔はあんなに「重いぞ」って思っていた DTP データは、こうして見てみるといまや「小さい」部類。いや、当時のが小さいだけで、今は解像度も上がってやっぱり今なりに重いんだけど、当時はこれでがんばってたんだなあ、とちょっとしんみり。

ちょっとドキッとするものも出てきた。
えにょいファイルではない、残念。

例えば、東京駅前の有名大手書店で扱ってるソフトウェアの仕入れデータとか、どこぞの介護医療の管理データとか、建築コンサルティング会社の業務ファイルとか。なんでこんなのあるんだろう?としばらく首をひねってたけど、仕事で受け取ったりしてたんだよね、データベースや帳票設計のためのサンプルとかで。

パスワードロック ( もう思い出せない ) していたから中身は確認できなかったけど、ファイル名をじっと考えていたら思い出したものも。中身は当然本物、当時は個人情報保護や機密保護には甘かったのねえ。守秘義務契約もなく、口頭レベルの「内緒でね」くらいでポーンと渡されたものばかりで、今なら大問題になりそう。
こういうのは速攻で「完全削除」にて削除。開いただけでも罪に問われそうだから怖い、他にこういうのないか探してすべて掃除完了。

そのへんが済んでから、順次ファイルのお引っ越し。
このペースだと1〜2日かかるから、本体の破棄手順も考えないとね。