Aruyo

倒壊住宅の現場に遭遇して恐怖した

老朽化した住宅の倒壊。たまたま犬と散歩していたら少し先からガラガラと凄い音がしたので通りに出たら、派手な音と共に家の「正面」が道路に向けて柱の一部がガシャーン!と倒れて砕けるのが目に入った。場所は六三ラーメンと金物屋の間、23時より少し前の事。

屋根と壁のほとんどが内側に崩れ落ちて、見事な倒壊っぷり。そりゃそうよね、既にだいぶ朽ちつつあった家で裏から見ると火事に遭ったような廃墟だったけど、よく見ると焦げ跡が無いので火事ではなかったのね、と気付くくらいの荒れっぷりだったもの。

去年末には通りに面した側の両脇の柱が「くの字」に折れて突き出た格好になっていて、倒壊の恐れがあると判断したのか市役所が公園土木管理事務所(だったと思う)のパイロンで近づかないよう通りの面だけ囲っていたのだけど。

夕方迄は異音もせず保っていたけどなあ。

囲ったといっても、一応は通りに直面しているので気休め。案の定、柱のひとつだけとはいえ、パイロンなんぞ潰して反対車線まで柱が飛び出したりとか、付随する釘や鉄枠やタイルの貼付いた重そうなものが散らばっている。

夜で人通りがなくて本当によかった。車でも走行中に直撃したら窓を突き破るか屋根がへしゃげてしまうわね。スピードが出てたらタイミングが最悪だと車内空間の上半分をごっそりなぎ払っちゃうんじゃないの? ホラーかよ...。

公園土木管理事務所は住宅課と管轄の押し付け合いでもしてたのかねぇ。建築指導課も多少の関わりがありそうだけど。人口の割りに(船橋市より)立派な建物で職員が多そうな久留米市だもの、たぶん必要なところに行き渡ってないのかな。

家主が行方不明なんで親戚筋からあたるとか駆けつけていた警察の方が無線を交えながら説明してくれた。親族は税金と撤去費用をケチってトンズらこいたか放置していたのかな。人身ありの惨事になっていたらケチった費用の何倍もの賠償が来ていただろうに。

行政と無責任住人(の親族)のツケってのは周辺の住民にとって厄介ね。不動産を持つ人は後世に後始末の責任を残す事も考慮しておくべきなのかも。これから買う人はなおの事。田舎ではこういう事例がどんどん増えるのだろうなあ。