流れるメディア
不謹慎かもだけど先日のチリ地震で到達した津波の混乱はいろんな意味で興味深いものになってきた。海外と人口比で考えると日本はそこそこTwitterの利用率が高いほうみたいなので、影響力はこの先が楽しみな感。これほど「口コミ」を体現したメディアはないよなあ...と今更になって言うのもなんなだけど。
口コミサイトが主に掲示板方式で固定的なメディアなのに対して、Twitterのなんと流動的というかもう流れるというのが本当によくぴったりくる。他所ではネガティブに扱われる「ログが流れる」という状態がプラスに作用しているみたいで面白い。これまた不謹慎かもだけど津波みたいに「水に流す」のだ。
中国人がGoogle Buzzに飛びついていて写真付きで色々と出してきていたのは、Twitterの規制が強かったのとかがあるのかな。Buzzもコメントの流れが速くてGmailにはいつも新着通知が飛び込みっぱなしというのがなんともはや...followを中国人だらけにしたらすごい事になりそうで怖い。
ハッシュタグ問題とかデマとか衝突は多かったけど、完璧なシステムを特定のサイトだけに集中して求めるのもなんか違う気がするし。そもそも全てを統制する完全統治型の大本営がないんだし。このままカオスが味があっていいんじゃないかね? とも思ったり。
「見抜く力」が試されそうだな。
2ちゃんねるの比ではないくらいに。
願わくば自浄作用も強い...といいなあ。
これからメディアを立ち上げる人は大変かもしれない。少なくともTVみたいなマスを前提とした「私だけみて」な「何でも情報局」の未来は暗そうだ。まとめサイトやポータルサイトも影が薄くなって来た気がしなくもない。いや、これはまだ思い過ごしかな。小さなマイクロメディアに細分化されて横の繋がりで広がるのかもな。Twitterもその頃には解体されていたりしてな?(まっさかー)