確定申告してきた
一昨日、申告してきた。
いつもは郵送だけど今年はわけあって現地で。下準備が例年と違って全部計算しないで合計しただけ。今年の申告は住基カードでeTaxを使えるからきっと早いと勝手に見込んでのことだったけど予想より遥かに時間がかかってしまった。
- プレハブに入ってその混雑に驚く。交代で昼食に出る職員がいて手薄になっために流れが滞っていたという時間帯の選択を誤る罠。
- なんとか受付。はがきと住基カードを見せたら用紙を渡されてこのままお並び下さいと言われる。用紙にも住基カード持参にマルをつける。
- だいぶ前に並んでいるおばさまが「私は確定申告じゃない! もうお金のやり取りは済んでいるのだから15日までじゃなくてもいいじゃない」と職員に食ってかかっている。
職員が「それも相談をうけてから...」と言いかけても遮って「だから!確定申告じゃないの!!」と聞く耳無しで、これをしばらく繰り返し。 申告か修正かで期限は違うけど、更正の請求なら15日まででっせ。その判断に相談からうけなきゃいって職員は言いたいんだよ。 その事を説明するためにおばさんを建物のの外に連れ出すまで列は停滞。 - 前後に居た老夫婦。私の後ろの奥様が手順に自信がないのか私の前の旦那に何度も質問をするけど旦那がとってもぶっきらぼう。旦那に先を譲って一緒にしてあげる。さぁ、存分に旦那を質問攻めにしたまへ。
- 自分の相談の番。係員がしばし計算の確認をした後「住基カードがあるのであとは早いですね! 記入の受付へ進んでくださーい」と言われeTaxだとどんなに早いのか期待してしまう。あれ、去年はここで医療費とか確認して判をもらったような。
- 記入の受付。「おっ、住基カードおもちですね!!(^^」と言われて順番の番号を渡されたのでしばらく待つ。あれ...これだと去年と変わらなくない? 期待が徐々に揮発していく。
- 記入の順番が来る。
「あら、住基カードがありますね?!」
「ええ、でもうちのPCは住基カードに対応してないんです」
本当は出来るんだけどMac用のカードリーダーがNTTのしか無いのと、Macで出来る電子申請が国税庁のeTax以外に見当たらないのにカードリーダーを買うのが嫌だったのと、天下り団体っぽい公的個人認証サービス対応ICカードリーダライタ普及促進協議会の説明がPDFのみで雑で薄っぺらかった事に不安を覚えた、という事を説明するのが面倒でそういうことにした。
「住基カードを使った申告はあちらのeTaxコーナーになりますけど」
「えっ...ここじゃないんですか...?」 - 案内されてeTaxコーナーへ移動。
ここからスタートだぜぇ、ヒャッハー!
記入の方にさんざん「アシストなしですけど本当に良いんですか?」と言われたけど。元々このつもりだったし本来ならeTaxでやってほしいんでしょ?MacやLinuxにもフツーに対応してくれたらわざわざこんなとこ来ないってば。 - 手続き開始。まずはアカウント作成から。去年もらった利用者識別番号は無視されて新規でまた発行されるとかで面食らう。なんというリソースの無駄喰いシステム。
- 記入開始。また計算から入れ直すのか。なんだか相談に戻った気分。作業は通常の申告アプリケーションとほぼ同じだから、これなら最初の受付で最初からeTaxコーナーに案内してくれても良かったんだぜ? つか本来はそうなんでしょ、絶対。相談も記入も住基カードを確認しておきながら何にも言わなかったのはなんだかな。この対応の悪さからすると、もしかすると地方の税務署としては国税庁のeTaxに反対なのかもね。
- 送信完了。ここまでだいぶ無駄足を踏んだわね。受付から手続きに一気に飛んでいたら50分以上短縮できたかな。来年はおとなしくカードリーダーを買うかねえ...。もしかしたら胡散臭い公的個人認証サービス対応ICカードリーダライタ普及促進協議会の陰謀なのかもな。PDFサイトのくせに恐るべし。
「住基カード 作っただけでは 役立たず」
字余り。