猫が死んでいた

朝早く、犬の散歩をしていたら駐車場に猫が倒れていた。 初めは呑気に寝ているのかと思ったけど、なんとなく気配が違う事に気づき、近寄ってみたら呼吸していないみたいだから、犬をフェンスに括り付けて側に寄ったら目を開けたままだった。
外傷は無いし自然死かもしれないけど、後ろ足付近に散らばっているものを見ると、駆除餌による毒殺かが濃厚な感じだったので、そのままにしておく。 残酷かもしれないけど、回収は撒いた人の責任だから。下手に手を出すと私が毒殺者になってしまうからね。
まあ、大抵は野良に餌をやる一般人も毒殺する一般人も事後の影響には無関心だし無責任だ。猫は死に様を人に見せないような話からすれば、これは猫にとって非業の死か。
この子の希望に関わらず、この国では死体を忌避し時に恥じて全力で覆い隠す。その善し悪しは判断が難しいけど、隔離のあまり死に対して麻痺してるのもどうかと思う時がある。葬儀はあまりにも演出めいているし。戦争はテクノロジーで死の瞬間が可視化され映画みたいに感じるし。
でもまあ、暑さで腐敗も早そうだし可哀想と感じた関係ない人に早々に片付けられそうだ。そろそろ最寄りの神社からラヂヲ体操を終えた子供たちが帰る頃だから、方角的にも気付かれそうだ。うっかり子供が触らないようにだけ気をつけるように、保健所の開所時間に連絡するまでは触るべからず的な事を書いた紙を前足下に忍ばせ置いた。
合掌。