このパクリは違法か違反か
ロシア軍事産業界の幹部は同センターに対し、ライセンス生産されたスホイ27のエンジンを中国が自主開発したとする戦闘機「殲11B」に勝手に搭載したと指摘。加えて中国が最近開発した空母搭載用の国産戦闘機「殲15」もスホイ33のコピーであることから「中国に対する最後の信用を失った」と語った。 こうしたコピーは両国が2008年12月に兵器に関する知的財産権保護協定を締結した後に行われているという。
[ 中国でのライセンス契約破棄検討 ロ戦闘機違法コピーで | 47NEWS(株式会社全国新聞ネット) ]
内容は、中国の当たり前である悪びれない山寨文化な出来事なんだけど、「違法コピー」の違法がどこにひっかかるのかモヤモヤ。
彼の国にありがちなパクリだと主に著作権で、1990年に中華人民共和国著作権法が制定されではいるけど遵守の空気がとても薄いのは周知の通り。特許権と意匠権などの知的財産権の制定は知らなかったので調べたら、専利法という名前で1984年制定と著作権より少し早かった。毛沢東から鄧小平への変革のひとつで改革開放の一環だった模様。
なるほど、保護する姿勢を見せて外資企業の誘致を進めたわけね。日本の技術もそれにまんまと乗っかって技術流出しちゃったわけか。
で、この件は「知的財産権保護協定を締結した」上での技術ライセンス生産なので、法律に無い部分について協定を結んだと読めるのよね。それをベースにライセンス契約なのかなあ、なんて思っていた。もしこの解釈が合っているのなら新聞社のつけた見出しは「違法コピー」ではなく「違反コピー」が正しいということに。
知的財産権の侵害という主張も、特許や意匠などの知的財産権にある「属地主義」(その国の権利はその国の特許庁に登録しないと発生しない)という世界共通の鉄則があってこそでしょう。しかし、機密の塊を国家知識産権局(中国版特許庁)に登録して公開されるような事はしないと思うしね。
そのため協定で封じたものの反故にされたんだと思う。
やっぱ違法ではなく協定違反とライセンス契約違反でしょう。
さあ、ロシアどうする?