Aruyo

古代遺跡かと思っちゃうやつ

久留米競輪場の裏手にある山道を歩くと見られるこの史跡。初めて来る人の多くは視界に入るとびっくりさせられるやつ。子供の頃はこの辺で遊んでいたはずなのにまったく記憶にないから。立ち入らなかったのだろうなぁ。

母に聞いたところどうやら戦時中のものらしくすぐ近くには手旗信号の訓練塔もあったとか。これも演習の説明とか部隊の娯楽等に必要な施設だっただったのかも。

母が言うには昭和28年の西日本水害で筑後川が決壊して市中が水没した時は塔に登って水浸しな久留米市街を眺めていたのだとか。今と違って周囲には高い木も無く見晴らしも良かったようで。競輪場にはまだなっていなくて隈山は軍の跡地(この時登記はブリヂストンに渡っているのかな?)と正源寺の敷地だったはず。

犬の散歩道なのでよく通るけど何とも不思議な気分になる光景なのよね。草刈りされていないと埋もれ気味になっているしスズメバチは多いし藪蚊も凄いので見に行く人は準備を忘れなく。

追記

崩壊の恐れがあり現在は市が戦争遺構保存のために立ち入り禁止にしている。遠目に見る分には問題ないので双眼鏡を持っていくと良いかも。