Aruyo

BOMArchiver

クラウドストレージへの引越しは相変わらず継続。そう遠くないうちにMobileMeのiDiskが廃止されるのが見えてるのでもっと急がねばならないのに、Dropboxの件があったりと不安なんで一応は暗号化をする手間をかけている上に選別したり確認したりで遅々としてる。

しかし、16,000ファイルを超えたあたりから重くなり、ログインしてから操作可能になるまで二分近くかかってしまうようになって...。ブラウザに起因するものなのか? JavaScriptも怪しい。とにかく遅いので分割アーカイブして再アップロードすることに。

細かいファイルがいっぱいあるフォルダを狙って、まとめてダウンロードしようとしていたらBOMArchiverがどうじやいこうじゃいと警告が出たので、なんぞそれ? と調べてみた。

Mac OS Xユーザにとっても比較的馴染みの薄い存在となっている「BOMArchiveHelper」ですが、これは「Mac OS X 10.3 Panther」よりサポートされたフェイスレスなアプリケーションの一種で、オリジナルは「/System/Library/CoreServices/BOMArchiveHelper.app」に存在し、システムレベルでの圧縮/解凍をサポートしているツールとなります。

その実体はUNIXコマンドの「ditto」をGUIレベルに拡張したもので、「Finder」における「ファイル」> 「アーカイブを作成」は、この「BOMArchiveHelper」によって実現されており(コンテキストメニュー等からも呼び出し可能)、ZIP形式のみならず「CPIO」形式(アーカイブのみサポート)や「CPGZ」形式(CPIO形式に圧縮を施したもの。尚、アーカイブと圧縮は同義ではありません)等のアーカイブ形式もサポート。「BOMArchiveHelper」に直接ファイルをドラッグアンドドロップすると「CPGZ」形式のアーカイブが作成される事となります。尚、「Mac OS X 10.4 Tiger」以降の「BOMArchiveHelper」を利用して圧縮されたファイルには、メタデータがデータフォークに自動添付する仕組みが採用されており、Mac OS特有のリソースフォークは「AppleDouble」方式にて付加される事となります。そしてこの件等に起因して、Mac OS Xの旧バージョンやWindowsでは解凍に失敗する事もあるので、利用に際しては互換性に注意を払う必要があります。

「StuffIt Expander」との互換性においては、CPIO/CPGZ形式は同アプリケーションでは解凍不可。ZIP形式に関しては、リソースフォーク部分が正常に統合、復元されません。Mac OS Xが10.4 Tigerから「StuffIt Expander」のバンドルを廃止したのは、「BOMArchiveHelper」との互換性に起因するユーザの混乱を避けるための意図も含まれていたのではないかと推測されます。

[ japan.cnet.com ]

確かに、ダウンロードして出来たZIPファイルを標準で解凍しようとしたら駄目だったけど、StuffIt Expanderで試みたら問題なく。あの警告は、Safariがヘルパーとして起動するようにはいかないから、自前でツール用意して解凍してねってことだったのかもね。

We recommend using anything else including the command line version. “The Unarchiver” may be a good alternative.

おすすめツールとして書かれているThe Unarchiverを見てみたら、.sit / .sitx のほかに MSI や RAR もサポートしているみたい。古くからのMac使いはついStuffItを選ぶよね。UnarchiverはApp Storeにあるようなので導入してみよう。使い勝手の良い方を残そうかな。