ロリポップがWebDAVとiPhoneをサポート
iCloudを睨んでの事なのかはさておきストレージの選択肢が増えたのは良いことかも。ロリポップは仕事で取引先のを管理代行しているので、ついでと断わって試させてもらった。
まずはWebDAVでの接続。FTPとは別のWebDAV用のサーバ名になるので確認を忘れずに。アカウントとパスワードはFTPと共通なので、WebDAVも使えるFTPツールなら設定を複製してサーバ名を変更するだけでいけるはず。プロトコルはWebDAV HTTPSでok。
繋いでみると、アップロードがちょっとレスポンスが悪い気もする。でもまあ、既存のサービスにはもっとレスポンスが酷いところもあるし、WebDAVは競合が少ない分野だから上出来といえば上出来。
和文ファイル名も文字化けせずに利用できる。ただし、転送ツールを使うならFTPもWebDAVも文字エンコードをUTF-8にしておく必要がある。私の使っているTransmitの場合は設定項目にはエンコード指定がなく、デフォルトがWebDAVはUTF-1でFTPはLatin 1だったためにFTPだけ文字化けするってんでエンコードを切り替えた。まあ、一度切り替えるとそのまま覚えてくれるのか、Transmit disksでマウントしても文字化けしなくなったけど...設定項目に無いのはちょっと不安だった。
つぎにiPhoneアプリ。内容はFTPツールみたいな...よくこれ承認とれたなあ。写真や動画だけでなくPDFやOfficeのビューワも兼ねてるようなので、同期機能のないDropBoxやiDiskみたいな感じ。パーソナルストレージとして基本的な使い方は出来るということね。
加えて、iPhoneローカルからのアップロードができるということで、ロリポップを利用しているなら色々と使い道がありそうで期待できそう。タップで表示とダウンロードの区別がつきにくいとか、削除のためには表示しないと駄目っぽいとか、今のバージョンはまだUIでいまひとつだなあと感じる点が多イけど、恩恵のほうが大きそう。
あ、WebDAVで作った和文フォルダとファイルは文字化けせず読めた。ただ、.DAVという不可視ファイルも見えるんだけどね...。
同期やローカルのコピーを重視するならiCloudのプッシュのほうが使い勝手はきっと上っぽいなあ。MobileMeを使っている身としてはiDiskの重さを考えるとちょっと不安があるのよね...。さあて、軍配はどちらに?
容量的にはこんな感じの対決。
[ iCloud ]
- 10GB : 20ドル ( 約1,550円 ) /年
- 20GB : 40ドル ( 約3,100円 ) /年
- 50GB : 100ドル ( 約7,800円 ) /年
[ ロリポップ ] ※初期契約費用を除く
- 2GB : 1,260円/年
- 13GB : 3,150円/年
- 30GB : 6,300円/年
既にロリポップを契約している或はiCloudのプッシュより手動でもサーバへあげたい(例えば、特定のフォルダに置いとくとCRONでスクリプトによる処理がされるなど)という理由があれば迷わず使うべし。単にファイル置き場とするなら容量と価格だけ考えるとiCloudを増強したほうがお得のようで。
私は既に200GB預けてるMediaFireも絡めて再検討ね。とりあえずフォトストレージは白紙かな。