Aruyo

異常の意識

些細なことでも危険は潜んでいる。 誰が言ったか、安全ってのは危険を制御下に置けるか回避できる状態の事であるとか。

日常からコントロールを外れた状態が非常で、普通の状態(=通常)ではないのを異常と言って、危険な状態の評価には必ずこの文字が出てくる。 さて、天候の影響が出ている現場は異常や非常とどう違うのか。 危険なのか安全なのか。

父が帰ってくるとき、減速のお知らせのアナウンスで、田園都市線女車掌さんが「ただいま列車は多摩川の上空を通過しております」って言ったらしい。車内の張りつめた部ードが緩まってみんな大笑いだったとか

— mayu✩ (@__kurumirai) September 21, 2011

安全のための徐行でイライラした空気に満ちていたのかな。 非常時は何気ない一言が機転にもなるね。

ただ、そんなに帰宅する人がいるのはなんだかね。 台風は災害なのだから通常勤務を強いていたのが異常って気もする。 もう、昭和のモーレツ時代じゃあるまいし。 ガッツと根性な風潮が未だに残ってるのはおかしい。 通勤経路は労災の対象なのだから企業は従業員の安全を優先しなくてはならない、という前提で言うなら台風の時はお休みにするか自宅で業務を認めるとかしようよ。

それと、天候や災害とか事故の影響に対して許容できる人がだんだんと減ってない? 自分が渦中に置かれたら「仕方ねえだろ!!」って叫びたい癖にね。