Xbox 360 のデータ移動
DVDドライブが壊れたXbox 360 20GBの分解は後回にまわすとして。 従兄弟から頂いた60GBへのリカバーに着手。 買い替えでも同じ事になるだろうから備忘録的に。
まずは、ケーブルはそのままに本体だけ取り替えて灯を入れてみた。 電源ボタンは初代と違ってクリックするタイプじゃないのね。 しかし、なにも映らない。 むう、なんでだ? と思ったら前のから映像ケーブルを引っこ抜く時にケーブルのスイッチをHDTVからTVにずらしてしまったらしい、ああ、もう。
D2(525p/480p)になっていたのでD4(750p/720p)に変更、うちはD4を電波新聞社マイコンソフトのX SELECT D4でRGBに変換してPCのモニタに出してる。
内蔵時計をみたらぴったり12時間ずれていた(笑
あとは、本体のシリアルとIDをメモっておく。
無事に映ったところで本体(ストレージ)の初期化。 ここで、本体のシリアルが必要になる。 さあ、前の持ち主の事など忘れさせてくれるわ、げへへ。
まっさらになったところで前のXbox 360からデータ移動。 これには何通りか方法がある。
- セレブな貴方は4,000円以上する専用のデータ転送ケーブルを購入し、旧Xbox 360のHDDと繋いだケーブルをUSBにぶっ挿してデータを一気に中出し移動してくれたまへ。
- ブルジョワな君はUSBメモリを使ってピストン運動輸送で小出しする方法で。ただし、Xbox 360は8GBまでしか認識しない。16GBのUSBメモリを挿しても8GBとして使う事になる。まあ、USBデータを満載まで貯めこんでいても20GBなら2GBでも10回、60GBなら30回ほどだから、多い日も安心だ。
- プロレタリアなお前さんは新しい彼女で「ゲーマータグの復元」をすればタグと購入状況の復元ができるから、ダウンロード履歴等から購入済みダウンロードコンテンツの再ダウンロードで自分の好みに仕上げれば良し。ただし、各ゲームのセーブデータまでは無理。セレブでもコツコツと調教するのがお好きな方はあえてこの方法でも。
とまあ、下品に解説したところで2のUSB移動が妥当なところ。 今なら100均でもmicro SDをUSBメモリにできるアダプタが売っている。 携帯電話等で余ったmicro SDを活用すれば予算は100円で済む。
USB移動の場合の手順をざっと。
移動元では、ダッシュボード → マイ Xbox → システム設定 → データ保存機器の管理 → ハードディスク → Yボタンを押す(データの移動) → メモリーユニット → 個別に選ばす右にある「移動する」を選択することでHDDからUSBメモリに転送できる。
移動先では、ダッシュボード → マイ Xbox → システム設定 → データ保存機器の管理 → メモリーユニット → Yボタンを押す(データの移動) → ハードディスク → 個別に選ばす右にある「移動する」というふうに、HDDの時と同じ手順でデバイスを逆に選択することでUSBメモリからHDDに転送できる。
移動先の「ハードディスク」は機器の名前を変更できるので違う名前になっているかもしれないので注意。あと、ダッシュボードのバージョンによってはデータ保存機器の管理がメモリーになってたりとか、メモリーを選ぶと表題がストレージ機器とかになったりとかする。 このへん、Microsoftならではの整合性の無さがあるのはご愛嬌だと思おう。 特に、KINECT対応前後では大きく変わるので要注意。
あとは移動が完了するまで手順を繰り返して頑張るべし。
私の場合、Final Fantasy XIをHDDに取り込んでいてこれが10.5GBとかもうどうしようもない大きさだったためにこいつだけは再インストールして「アルタナの神兵」以降のパッチや追加コンテンツを延々とダウンロードし続けるという地獄が待っていた。 同じ地獄なら地獄のミサワであって欲しかったよ。
最後に、セレブもブルジョワもプロレタリアも皆やっておいたほうがいいのが新しい本体へのライセンス移行となる。もちろん、移行せずともタグさえ認証してしまえばそのまま遊べるが、常時オンライン前提となるし、なにかと面倒が予想されるので済ませておくに越したことはない。 特に、ゲーマータグを持つ友達が対戦しに来る場合は移行完了が必須条件。
とまあ、ライセンスはタグではなく本体IDに紐付けるため、本体を変えた時は新しい本体IDで紐付けしなおす事で色々とハッピーになれるはず、きっと、たぶん。
ライセンス移行はxbox.comのこちらから、アカウント情報 → 機器の管理欄にあるコンテンツ ライセンスの移行から手続きするか、移行先Xbox 360本体のダッシュボードから、マイ Xbox → 自分のアバター → アカウント管理 → アカウントを管理する → ライセンスの移行 で行える。 本体でやる場合は拍子抜けなほどあっさり終了した。
ちなみに、ライセンスの移行は121日に1度しか行えない。 一度移行したら次にライセンス移行できるのは121日後だ。 その間、壊れたり買い換えたりする羽目に遭わないように祈ろう。 私の場合5年間ちょいで2回だから、そう気にする事はないとは思うが。
最後に、移行した後にダウロードコンテンツの確認と再ダウロードもお忘れなく。 Xbox360本体で行なうと、ダウンロード可能なリストが一覧でまとめて出る上に、古いコンテンツ等は再ダウロードで番号だけのそっけないエラーが出るだけ。
しかし、xbox.comで見てみると「申し訳ございませんが、このコンテンツはご利用いただけなくなりました」と理由が表示されるし、リストも分野別にフィルタできるので利便性はxbox.comに軍配があがる。ライセンスの移行は、PCと本体と両方をうまく使い分けて行うべし。