iOS で複数の Google Calendar を扱う
Google や WindowsLive 、 iCloud といったウェブアプリケーションスイート —と呼ぶのが正しいのかよくわからないけど、猫も杓子もといった感じでクラウドと呼ぶよりはマシだろう— では、それぞれが持つカレンダー機能はたいてい「複数のカレンダーを持つ」「それぞれのカレンダーを共有して共同管理できたりする」「公開されたカレンダーを参照して表示できる」って事ができるわけで、チームスケジューリングなんかに役立つのは皆さんもご存知の通り。
んで、そのカレンダーを各サービスからもってきて統合できるのが PIM 改めスマートフォンなわけだけど、その統合は決してスマートとは言い難いものだったりとか。まあ、 iOS だけかもれんけど。
iOS での扱いは、 dotMac 改め MobileMe や iCloud のカレンダーは自社なんで当然問題無し。参照カレンダーや共有カレンダーもばっちり。
WindowsLive の場合、 iOS 5 になるまでは Exchange を指定してサーバ名を調べて入力しないと IMAP が使えなくてカレンダーも無理とかあったのだけど、iOS 5 では Hotmail を選択すれば済むようになってかなり改善してた。複数カレンダーはまだ試してないけどいけるんじゃない ? これ。
Google の場合、iOS ではメールは問題なく良いけどカレンダーはプライマリというかホームというか、つまるところの基本となるカレンダーひとつしか持って来れないという欠点があって、結局 Exchange を経由するとか、公開にして MobileMe に取り込むとか、力技として Google アカウントを複数用意するとか、そりゃまあ色々と方策がでたものの、面倒この上無し。
ちなみに、 MacOS でも SnowLeopard まではセカンダリ以降のカレンダーを弄るとエラーが出たりとか厄介でしたけど Lion では問題なくなってた。
しかし、iOS には Google がひっそりとこんなページをこさえてくれてて、Google のアカウントにログインした状態で必要なカレンダーをポチるだけだったという ... 全然、知らなかった ... よ ... orz
[ Google カレンダー「iPhoneの同期設定」 : Google ]
おかげで、こんな感じに。
モザイクでわかりづらいけど、iCloud の下 3 つはそれぞれ Google アカウント。そのうち 1 つ目のアカウントで 3 つのカレンダーを扱ってる。
いままで Google のために PC 中心でやってたけど、これならスケジュールもまとめて iPad や iPhone を使って出先で扱えるな。パソコンである必要がまた一つ減ったかな。いよいよタブレットがメインお仕事機かなあ。