Aruyo

エレベーターに気をつけろ

でかいホテルにいたのだ。
横にも縦にもでっかいホテル。

でまあ、いろんな施設が入っているのであちこちの階にいって散策してみたりとか、そんな感じでうろうろしていたら迷子になって。 やべいよ、部屋にいったんろどろうかと。

ところが、部屋に戻るのに場所がかわからなくなってしまい、エスカレーターか何か無いかな ? とうろうろしていたら警備員らしき人がエレベーターへ案内してくれて。

気さくに色々と話してきて、最近迷子が多くてそのままホテルから居なくなっちゃう人もいるんで誘拐かもしれないから気をつけてくださいね、など冗談交じりの雑談なぞ交えながらホテルの説明もしてくれてたら、ちょうどフロアに来たエレベーターからお客が降りたところ。

御礼を言いながら乗って扉のほうを振り向いたら警備員も乗ってくるんで、一瞬イヤな予感。そして、ドアがしまったところで声のトーンが突然低くなる警備員。

「だから気をつけてって言ったじゃないですか」

ゴンドラが動き出したところでパネルを操作してる。 振り向いた警備員はまったく別の顔。

やばい。

そう思ったらゴンドラが停止。 するとすかさず、扉では無いはずの背後が開いた。

まったくホテルとは違う病院の待合室のような風景。 何人か人が居る。 うなだれてる人がおびえ混じりの表情でこちらを見ている。

今日もずいぶん人がここに連れてこられたのか。 奥ではなにやら抵抗する人の断末魔じみた叫び声。

「抵抗しても無駄です」
「つかえてるのでしばらくお待ちください」
「のちほど注射で楽になれます」

そしてやや笑みを浮かべて続ける。

「すぐにバラバラにされて新鮮なうちに運ばれますよ」

… ここで目が覚めた。

こんだけ人がいる施設でなんでや(笑 なんだかナイト・トラップじみた夢だった。

でも、怖くてしばらくエレベーターには乗れそうに無いや。

このゲーム自体はややおばかっぽかったのだけどね。 ストーリーを抜粋するとこんな感じ。

「ここはアメリカ郊外、静かなたたずまいのある湖。先週この辺りで、5人の若者の失踪事件が発生した。行方不明になっている若者の大半が、マーチン家の周辺を最後に足取りがぷっつりと途絶えている。

警察では、特別捜査チーム SEGA CONTROL ATTACK TEAM 通称スキャットに事件の早急な解決を依頼した。

ただちにスキャットは、マーチン家内部の調査を開始した。その調査の結果、マーチン家の内部に防犯カメラと隠しトラップからなる奇妙な防犯システムを発見!!発見された防犯システムを外部からコントロールできるよう改造し、マーチン家の監視を始めた。

そして…今週末もまた、マーチン家の娘サラが5人の少女と1人の少年をマーチン家に招いている。スキャットでは事件解決のため、女性隊員のケリーを招待された若者の中に潜り込ませた。今回の君の任務は、発見された防犯システムを使いマーチン家に招待された若者とケリーの身の安全を守る事にある。グッドラック !」

付属のマニュアルより

うん。
やっぱり夢でみたやつのほうが怖いネ。