萃香園ホテルの事業譲渡
ちょっと話題になっていた。
同ホテルは1882年創業で明治期から皇室御用達として知られる老舗。現在は宴会場や結婚披露宴などが売り上げの多くを占める。
現会社の川村安正会長と妻の芳子社長はホテル経営から離れる見通し。総支配人は息子の川村仁洋氏が続ける。
[久留米の老舗ホテル「萃香園」が事業譲渡 : 西日本新聞]
コロナ以前から不渡を出していただの銀行管理になっているだのと聞いていたけど、社外の各所においては経営者の発言力の強さもちょくちょく耳にしていたのでどうなんだろうなぁ、なんて思っていたりもしたのだけど。ついに来たかぁ。
趣のあるホテルだと思っていたけど、残念を語る重鎮の方々が口にするのは進駐軍のダンスパーティーだの華やかな時代あたりがセンターゾーン、伝統と格式をもっての新陳代謝ができなかったのかな、という気も。
譲渡を受ける金子建設の社長は徹底した合理主義らしく、自分の社用車すら経費の無駄として持たないという噂が出るほど。銀行の主導で回収の期待も高いのだろうな、なんて思ってしまった。総支配人は雇われみたいな立場になっちゃうな。
どこを残しどこを削ぎ落とすのかな。私はエントランス以外の外観が中途半端に近代的なのがちょっと気になっていたので、遠目からでも「これはクラスが違うぞ」と感じれるものにすれば良いのにとか、つい思っちゃう。ランドマーク的なアレな。設備は新しく見た目は厳かなんて、合理化にも反するし建設会社としてはあまり美味しくないだろうけど。