慣らし(鳴らし)に行こう
待ち合わせをして、いざ試奏会。
相手は初心者、私は経験があるけどブランク長すぎ。そんなパーティーでまずはマウスピースを当ててブーブーと音を立てるところから...がまともに出ない。相手はまったく出ないが私もダメだ。口の周りの筋肉が完全に忘れている。
アンブシュアを維持できないのだなあ、忘れているというより筋肉が落ちてる。口のカタチをしっかりと作ってそっとマウスピースをあてて...を繰り返す。どこか空気が漏れている感じが拭えない。
教えつつも、自分も焦ってブーブーと鳴らす。大人が二人で東屋の下、ひたすらにブーブー...シュールな絵だなぁ。夏前とはいえ平日で閑散としているから良かったけど、子供がいたらギャラリー化しそうでなかなかに恥ずかしいぞ。
あと、山の中の公園なので、蚊取り線香を持っていって正解。虫除けスプレーもそれなりにしてはいたけど。
かくして、少し音が出るようになっただけで時間切れ。無念である。楽器に挿すと完全に抵抗に口が負けてる。野球応援が続いて口周りの筋肉が疲れていると、試合の終盤まで保たなくてまともに音が出なくなるあの感じに近い。
今回は「楽器を吹いてみたい」というご要望に応えてみたのだけど自分がまた吹くきっかけにもなってよかった。どうせならしばらく吹いて少しでいいから取り戻してみたいね。