Aruyo

重複するグルメマップの意味

久留米のシティホールで拾った「まちなかグルメマップ」二種。製作した時期が違うのが並んでいただけかとも思ったけど、よく見ると開閉店状況を考えてもそう離れたものでもない。なんだこれ...?

裏面を見るとわかるけど、発行団体が違う。それにしても徒歩で五分とかからない範囲に商店会が二桁あるとは聞いてたけども、組合もいっぱいあるものだ。そして「一番街商店街」と「一番街商店街振興組合」は面子がほぼ被っていても別団体だろう。

つまるところ「まちなか活性化」として市からの助成金をアテにして別団体で通したものだろう。予算を適当な名目で計上し仲間内で流し合って、成果や効果測定なぞ二の次で潤った懐から打ち上げで飲んでシャンシャン、という流れが目に浮かぶ。

地方には「街の名士」に助成金のコンサルだっているは目の当たりにしたし、商工会議所もそれなりに「言う」けど知っていて通すのだから審査は形骸化しているし実質は片棒を担いでいるようなものだ。

こうした地方創生の補助金は国税から支給された交付金が財源だったりするので、言うなれば元は東京都の財源だったものとも言える部分を地方に割り当てたとも言い換えれる。こうした無駄遣いに都民はもうちょっと怒って良いと思う。

商工会議所主導で商店会をきっちり把握してまとめ上げて(以前に職員から「全部は把握できません」と断言されたことがあるけど)発行するか、似たような内容はオリンピック並みの四年に一度だけ認めるようにして競わせれば良いのにな。