Aruyo

SFは大切な入り口

見た目が昔の8トラックカラオケみたいな感じで原発並みの電力を生み出す超発電ユニットと、90サイズの段ボール箱みたいなのっぺりした感じの反重力ユニットを開発してしまった。

宇宙空間での耐用ノウハウはないので小型の衛星を作ってもらい、そいつにこの二つを搭載した。頑張って作った制御プログラムでいってらっしゃい大宇宙。いやー、ワクテカしますな。

ロケット不要なので稲葉の物置みたいなのが地表からぐんぐんと上昇いていく。約一時間ほどで月に到達し、高度100m位で月を周回しながら4Kで撮影してから帰路につく。大気圏への再突入も重力制御で摩擦の無い速度まで減速してから。

こうして、出港してから二時間と少しで宇宙船は地上に静かに舞い戻って来た。よし、これからは毎日二便くらい飛ばしてステーションの建造と木星到達(ついでにデブリの回収も)を目指すよ! 星野村宇宙港を開港だ!! てなところで目が覚めた。


実は似たような夢は去年にも何度か見ているけど、今回は先日からプラネテスにJAXAの職員がケチをつけた話題もあったせいだと思う。そろそろこの夢をまた見る頃合いでもあったかもなので、この話題のタイミングが良いのかどうだか。

個人的には、マニアが新しく入って来たファン層をニワカとみなして叩くことで新陳代謝を阻害する典型例にとてもよく似た構図だと思う。今回は対象が人ではなく作品だったけど。アニメ業界がSF面倒臭えとなって後の作品に悪い影響が出てしまないことを切に祈る。

漫画のあり得ない技に魅了されて、キャプ翼やアパッチ野球団...いやドカベンからプロ選手になった人が世界にどれだけいるのか。料理漫画だってそういうのあったと思う。SFにだってそういうのあっても良いじゃないか。漫画やアニメにも小説みたいな夢を与える存在であって欲しいよ。