Aruyo

川の土手を固めつつある

注射を打たれまくった肩が両方とも痛い。気圧とか関係があるのかな、ズキズキと痛んでなんとも言えない感覚に。解消されるまで何日かかるかな、古傷が痛むなんて言い回しになるようなものでは無いと思うけど。


よく散歩する高良川の浚渫・補強工事がなかなか終わらない。今年の1月22日に撮った写真だけど、ここからそんなに変わった感じはしてない。コンクリ部分が少し延伸したかな、という程度で。

当時表示していた工期は過ぎたな。

重機が入れるように川にチューブを沈めてから埋め立てて暗渠化し、昔に補強したものを剥がして補強し直している。

昔といっても私が小学生の頃はほぼどこも普通に土だったと記憶しているけどね。大半の施工は昭和58年以降だろうか。いくつかの工法が混在しているので古いものは当時でも既に補強されたところだと思う。ここ数年も増水の度にどこらしら抉られているものなあ。

土手は割と深く削ってる。大丈夫? 人柱にされた人の骨とか出てきてない? 地層みたいになってるあたり、何度かに分けて積み増しされていたんだな、というのが見えて面白い。治水の歴史だよなあ。

今回の施工で補強済みと未補強の境界点(1月22日時点)。東国分小学校の体育館あたり。右に少し入ってる大木は私のお気に入り。今回伐採されちゃうかひやひやしてる。残って欲しい、ほんと。

同じ地点から削った区間を見る...ながいなー。これ夏までかかるんでは? このあたりは街灯が極端に少なくて夜は真っ暗、ホタルがかなり出る区間なのだけど、埋め立てられているし全滅間違いなし。

さらに上流側の補強済み区間は完全に雑草の無い風景、水際まで切り立った壁になった。下まで降りて座って釣り系を垂らしてた面影はないなあ、寂しいけど安全維持には仕方がないか。

生物相の弱体化が心残りかな、やり方が平成以前で現代ならもう少しやりようがあったのでは?とも思うけど、安全と自然維持のバランスがとれる共生的な施工は維持費用と保守人材を確保し続ける持久力が自治体に必要で、久留米市にはそんな余裕はないと思う。

潰して固めておけばその後のコストが小さいしね。

さらばだ、以前の高良川。
ありがとう。