Blogは死んだ
Appleが色々と発表していたけど...まあ、今はあれこれ考えなくていいや。そのうち必要になってから知るだけでも十分だ。なーんて思うあたりが歳をとったなぁ、と感じるところ。ワクテカするのは若いもんに任せよう。
そして、仕事で車を走らせているとニュースでは有明海周辺の漁協や魚連が地域を跨いで独禁法違反疑いでまとめてガサ入れを喰らっているというニュースを繰り返している。地域ブランドのイメージは落ちるわな。南無。
Twitterで目に飛び込んできたこのツイート。
ブログは全年代でメールより読まれてない。ブログは死んだのだ(2022年版消費者白書より) pic.twitter.com/6BVVPnLhrN
— 篠原修司 (@digimaga) June 7, 2022
おお、面白そう。
ということで、総務省の消費者白書をみてみた。
サンプルの数や手段に疑問符は若干つきまとうものの(大人の考える若者のという点があるから仕方がない)、全体として面白い示唆と言えるところが多い。鵜呑みにゃできんけど、指針を立てるには十分じゃなかろうか。
ゲームが過少申告されている気がするかなあ。設問をみてみないとだけど、LINEをメールと呼ぶ人も多いのでそのあたりも怪しい。テレビ局系の動画配信サービスは「ネットでTVを見る」で動画と思っていない区別な人も高齢になる程少なくない。となると回答に入れていない可能性もある。Amazon Primeもそこに含まれるかもしれない。
で、blogである。
ん? 20代はもっと見ていないかと思った。50代にかけて30分近く見ているのは予想より多いな。もしかして、blogでないものもblogとされているのか、あるいはその逆で実はもっと多いのか、わからなくなってきたぞ。
前述のツイートにコメントされているスマートニュース的なものは、blog黎明期にあったnewslogからの流れも少し汲んでいるところがあるけど、ちょっと違う気もする。むしろまとめサイトやITmediaやImpress Watchみたいなニュースメディアや、デイリーポータルZやr25 やほぼ日のような集合コンテンツサイトのほうがblogに近いと思ってる。
(Tech Crunch JapanやEngaget Japanも終わったしなぁ)
これらは読み手の新陳代謝が無いと非常に困るだろうと思う。でも、だんだんと高齢化していて若者が積極的に読みに来てくれていないとしたら、確かに「ブログは死んだ」のは間違いない。そこのところどうなのよ、と思うので積極的な媒体資料の開示か然る機関による統計を是非ともお願いしたい。
もしCMSを使ったコンテンツサイトの大半も半死状態だとしたら。きっとSNSからの誘導を頑張っているところだけが、流入でなんとか稼いでいるのだろう。これは同時にSEOの死とも言えなくは無い、なんて思うのだけど。常々、優位狙いのSEOは死すべしと思っていたので、これは大変喜ばしい。
まあ、私としてはblogという存在がこうして矮小化して狭い分野に押し込まれてもいいや。このblogが今後も今のまま電子の墓場の片隅で細々としていれば、気づかれずに自由に好き勝手に書ける状態。ありがたいことね。