Aruyo

ゴミ分別が出来ない人の対策を考える

とある施設から、ゴミ捨てルールの案内板の制作依頼。なかなか分別してもらえないとか、そもそも持ち帰り指定でソコに捨ててはダメな種類のゴミを捨てていくとかで、周知徹底ができずに悩ましいらしい。それをデザインの力で解決したいとは、なかなかに難しい話だなあ、と。

今までの案内板で効果がなかったのは、そもそもからしてゴミ捨てルールを守れない人は読んでもいないのだろう、というのがある。自分の考えや自分の都合だけが脳内を占めているので読んで理解しようなどという余地はない(取説を読まないで始める部類)、他への配慮に欠ける種族だ。自分がそうだからよく解る。

そんなところにデザインを工夫して読ませて理解させようというのはちょっと無理がある。ある意味で考える事を放棄している生きた屍とも言えるこの人たちには、考えなくてもそうせざるを得ない状況に追い込むとだいぶ改善する、所謂fool proof(馬鹿にもできる)というやつだ。

ということで、デザインではなく運用方法を変えましょうという提案にする。デザインの仕事にはならないけど。お金にもならないけど(しくしく)。

先ずは、何箇所かあるゴミ捨て場に焼却炉を設置しているのを壊さないといけないかな。「んなもんとりあえず燃やしゃよかばい」とか言う年寄りが多いからねえ。条例で宅地で燃やすの禁止なのに毎日ゴミを燃やしている後期高齢者、ちょくちょく見かけるし。

あとは、ゴミ捨て場だったところをゴミが置けないように綺麗にして花壇か何かで整備するとかしておかないと、結局ゴミを放り投げていくのが予想される。ゴミ捨て場を一箇所にして、捨てて良いのを一種類だけにしてあとは持ち帰らせるかな。他にも何か工夫があるはず、もう少し考えよう。