Aruyo

マニアがジャンルをつぶす論

ようやく風邪が抜けた朝。のんびりと川の土手を散歩してたら、望遠カメラを据えてバードウオッチングをされている御年配方の会話が耳に入る。しかし、内容はもやもやを超えてむかむかする感じ。

同じバードウオッチャーらしい時々顔を合わせているかのような「若いの」を適当にあしらったという話で。立ち去った後に若者が目当てにしていた鳥が来た事をニヤニヤしながら陰口にして交わしていた。

うん、爽やかな朝が台無しだよ。

よく排他的な愛好家(マニア)が老害化した結果として衰退してしまったジャンルの話を聞くけど、バードウオッチングも例外ではなくなるのかもしれないなぁ、なんて思ったり。マニアとは言わなくとも導師(グル)的な存在が牽引するジャンルなら隔たりはないと思う。新参が現象しているならその要素が少しはあったと思うのよね。

バードウオッチングに関してはまあ言うほど衰退はしないかもだけど、撮り鉄ならぬ撮り鳥はそうなりそうな予感。いやむしろそうなってしまえ、そう感じてしまった。