「100年に一度」自動車産業編
トヨタのトップ交代を報じる朝日新聞の記事に『自動車産業は「100年に一度」とも言われる大変革期にあり』と書かれていたけど、それが具体的に何なのかまったく触れていない。100年以上前の大変革期とやらは何を指しているのか? ふと疑問に。
1923より前となると1870年の初のガソリン車「第一マルクスカー」発明からの53年間しかない。自動車産業ではたった二回しか大変革が無いというかそんな程度の短い歴史しかないのに大袈裟な表現というか。氷河期変動周期並に何年に一度と比べるのもアレだけど。
仮に蒸気車を含めたとしても1769年なので154年が追加され大変革は二回になる。ガソリン車の発明と1908年のモータリゼーション革命(Tフォード発売)は近いので、100年に一度枠内の席はひとつなのでニコイチにさせていただくとして、あと一つは何だろうか。
まあ「自動車産業」というくらいなので工業的インパクトかな。蒸気自動車の開発競争が行われた1880年前後が1次、次の100年は生産方式の革命から大衆化が始まった1920年前後が2次、というのが妥当かな。で、今回のEV転換期と。
異論はあるだろうけど、これで。
追記
100年経たないうちに次の「100年に一度」が来る! にも賭けておこうかな。