団塊のフードロス
昼にはまたココチ食堂に行こうと思っていたけど寝坊したのでとりやめ。ヘルシーで質素なご飯で過ごすとしよう。家の掃除などを隙間に挟みつつ仕事以外のことをする...といっても主はプライベートの銀行やらカードやらの明細とったりとかゴミデータを捨てたりといった整理なので結局はMacの前に座ってばかり。いつもとかわらんね。
姉から連絡が来ていた、母の浪費癖というか食材買い込み癖をなんとかしようという話。
足腰が弱って外出が厳しなる頃から生協に色々と頼んでいて毎週大量の食材を買い込んでいる。ちょくちょく顔を出すので分かるのだけど冷凍物を中心に毎週四苦八苦しながら冷蔵庫に押し込んでいるのに口癖のように「(食材が足りなくて作れないから)食べるものがない」と言う。生協だけでは足りず週末には大抵スーパーや道の駅でこれまたしこたま買い込んでいるのにだ。
冷蔵庫は常に効率を危惧するくらいパンパン(特に冷凍庫)。時に「冷蔵庫が小さくてだめだ」とも言う。後期高齢者の二人暮らしでどんだけ食べるのかと思うけど、たまに一緒に食べる時に観察するけど大食いというわけでもないし寧ろここ数年どんどん細くなっているほう。となると食材はどこに消えているのか。
冷蔵庫から乾物までストックをチェックをして分かったのだけど、五年前や十年前のものがわりと出てくる。特に調味料などは料理の専用が多くて種類は凄いし汎用だとダブりも多い。となると次々と来る食材は...どんどん腐っている。要冷凍の鶏肉パウチが冷蔵庫で一ヶ月くらい放置されてたり贈答品の高級メロンがふにゃふにゃになっていたりナスなどの野菜が液状化していたり。
それに対し「賞味期限なんて国とメーカーの陰謀で冷蔵庫に入れておけば大丈夫よ」も口癖である。調理したものも少し残して冷蔵庫に入れては何十日も減らずに廃棄している。これはごく一部の例外を除き『同じものを食卓に出しても手をつけない』癖を夫婦して発揮しているのが原因。実は結構な頻度で捨てているのだろうけど本人は「たまに悪くなっているから捨てている」という認識のようだ。
ひょっとしたらこれは団塊の世代に多い事なのかも。
生協に毎月七万前後の履歴は確認できたけどそのうち食材が六万くらいだろうか。酒類は親父個人の財布なので別だ。あとは毎週の追加の買い物で毎月四万くらいと推定すると、年金暮らしな八十台半ばの後期高齢者夫婦のエンゲル係数は恐ろしいものである。退職金にまだ少し働いていたりと胃にも金にも余裕がある六十代後半かそこらならまあわかるのだけど。
私の金銭感覚がおかしいのかなぁ。