異体字に悩む季節
私にとっては毎年この時期が今年の漢字の日(月間)。よく「私の名前はこの漢字!!」ってクレームがつくので出来るだけ反映するようにオペレーターが入力した当て字を一年間分、まとめて手作業で変更する対応をしている。今まではっきりとは書いてなかったと思うけどTwitter等で地名や人名であれこれつぶやいていたので知っている人は気がついてそう。
毎年エントリのグランドチャンピオン(当社比)は「匤」(きゃく、はこ)。「匡」(きょう、ただす)に似た漢字だ。スプシでは表示できるのでフォントの問題かと思っていたけどDOS時代から歴史のあるメーカーさんのアプリで読み込んだらダメだった。内部SHIFT-JISなのかな。
今年のニューカマーは三字と豊作。「𫝆」と「⻆」とあとひとつ、広の旧字体「廣」の广の中だけが旧字体の黃じゃなく黄になった変種の【】に近いけど実は黄じゃなくて真ん中が飛びててない【】という文字が入った【】。(ややこしい!!!)
本当に市役所にこの字で登録しているのか正直なところ怪しんでる。
注意事項の説明ファイル名にこの文字を使ったらDropboxが同期エラー出すし記載したテキストファィルを開いたらTerapadをはじめとしたエディタも警告だしてコード化しちゃうし困った。しかもこの方は字が違うとクレーム電話が来ているのでどげんかせんといかん。というわけでこやつだけWindowsではなくMacで印字した。
もう、Macより業務で使われるんだからWindowsはサロゲートペアをサポートするAPIを標準化してそれを通さないアプリは動作しないようにしてくれないかな。Windows12で過去のソフトウェア資産全部を殴り倒す勢いでよろしく頼む。