Aruyo

回収に向かう

昨夜に警察署から届いた情報に期待して朝一番に動物保護センターに電話にて連絡を入れてみる。収容日時も近いし場所も近いし首輪の色も合っているっぽい。これは期待が持てるのではないか。いや、対面するまではまだ分からないぞ、と自分に言い聞かせて支度をする。父も同行するというのでピックアップして現地へ向かった。

身分証明の確認などなくいきなり奥に案内されたのはちょっと驚いた。詐称して引き取るのも難しくはなさそうだなあ、そんな人がいるとは思いたくもないけども。奥に同じ犬種が二体いたけど、元気のいい飛びつきでアピールしてくる子はとても似ていたけど体格や目元が違う。うちの子は奥で拗ねたみたいに丸まっていた。

首輪は見えないし呼びかけしても反応がないので一瞬「あれ?」と思ったけど後ろからカミさんが声かけをしたらのっそりと起き上がって私の横を抜けていった。口惜しや、感動の再会には成らず!! ケージの外にぶら下がっているリードは違ったけど、別のところにかかっていた。うん、間違いなくうちの子だ。

たぶん川にでも浸かったのかかなり汚れていたので自分の判別がちょっと揺らいじゃったわ。急いで手続きを済ませて動物病院に直行し、検査をしてもらって外傷も血液も(持病の範囲で)問題なしと診断を頂く。そこからは帰宅したら速攻で風呂場に投げ込む。自力で排便できないのに二泊もしたものだからすっかりお尻が糞と泥にまみれで抱きかかえたカミさんの袖は大いに汚れていた。

この際なので念入りに二度洗い。体中からアホ草の種がいっぱい出てくる。草むらにも突っ込んだな、こいつ …。体力が落ちているようだけど容赦なく洗っていたら立ち上がる元気も失せていた。毛が湯を吸って重いんだろうなぁ。急いで拭きあげてリビングで乾かす。しばらくしたらちょっと震えていた。ドライヤー嫌いだけどかければ良かったかな。

少し元気が出てきたらとたんに甘えモード。
よしよし、今日はとことん甘えていいぞ。
甘えは全部カミさんに向いているのがアレだけど。

初めて動物保護センターに行ったけど予想に反してのんびりした空気で明るかった。センターには他にも中・小型犬が何匹かのほかに、悪徳ブリーダーから「押収」した子が保護されていた。その子はずっと居るらしくすっかりセンターに馴染んでいた。そっか、裁判所からの令がでるまではブリーダーの所有物だから譲渡もできんのだな。まあ職員さんに懐いて楽しそうに散歩していたので良かったのかな。うちの子は職員さん曰くには大人しくいい子だったらしい。

残った子達にも幸あれ。