Aruyo

ODB車検の対応を始める

本日は車の診断ツールをセットアップする補助のお仕事。またもやVCIのツールにまつわるトラブルの依頼かと思ったら次世代車検のOBD検査ツールの初期設定を断念したので続きをよろしくというお話だった。

詳しくは知らないので手探りだけど初見殺し的な複雑さだった。じっくり取り組めばさほどでもないとは後から分ったけど、現場ではなんとなくじっくりする空気じゃなくて抜け落ちがあって最後まで到達できなかった。釣られたらあかんな。あと、国交省のシステムが...と聞いていたけど「独立行政法人自動車技術総合機構」なのね。事前に調べた先が間違っていたわ...。

その自動車技術総合機構のODB検査ポータルにアクセスするための電子証明書が必要で断念していたのかと思ったけど、後から出してきた手順書で「特定DTC照会アプリ」が利用する(これが国交省のサーバにつなぐ)ための電子証明書が別途必要というところとかね。事業場の管理者側が使うPCと車の検査で整備士が使うPCを別という前提のマニュアル記述で、今回の認定デバイス(Surface Go)はそのどちらも兼用と聞いていたから一回のインストールで済むと誤解してしまった私、ダメすぎる。

利用者登録にしても「工員」「検査員」の区分でヘルプを見るからにはDTC照会には検査員でないとダメっぽい記述だったけど、検査員は車検上の有資格者のみだから認定車検場じゃない(陸運局指定工場だから?)ので取ってないのよ的な説明だったので省いていた。たぶん資格とは別の意味でアプリのユーザ権限として「検査員」で登録しないと使えないんじゃなかろうか。

まあ、次回のリベンジで確認してみないとまだはっきりしないけども。

BIG MORTORで「大手でもアレ」と炙り出されたけど、個人事業レベルの車の事業者は誤魔化してナンボみたいなところが多い業種だと聞いているので、不正やチョンボを締め出す狙いもあるならこの面倒はなんとなく納得...抜け道はあるだろうけど少しでも減るなら有効なのかな。いや、どんどん締め付けてやれ。旧来の車が走れなかろうが売れなくなろうが知ったことか。

大体、飽和気味だったところに人口減だから自動車産業って緩やかな「斜陽化」だと思うのよね。少なくとも国威(モノづくりニッポン)とか経済の主軸からは外れつつあると思う。経済界はまだクルマを盲信しているように見受けられるけど。だからもっと厳格化してモビリティのステージを上げてまるで新しい産業みたいな所に転換してもいい気がするのだ。道路設計から規格を見直して自動運転車両以外の販売禁止とか、それくらいの大胆さで。