労務は重視したほうがいい
大晦日イブ。とある会社さんの給与明細作成の補助。いつもは月初だけど三が日にかかるので年末だけはこんな日に。労基にガサ入れされて数年遡って残業代の支払いと、タイムカードの導入や有給計算を「ちゃんと」やるといった点などを踏まえて、会計アプリにきっちり反映させるなど。
悪い人ではないのだけど、今までが昭和感覚の経営で雑だったからなあ。これまでも小言のように変えていったほうが良いですよとは伝えてきたけど理解してもらえなくて、ついに新しく入ってきた従業員からの突き上げでこうなっていた。頑張れ、社長。
作業中に聞いた話で、久留米の代表的なやきとり屋「鉄砲」も従業員からのタレコミで労基にカチコミされていたのだとか。どうりで閉店したみたいに何日も閉まっていたはずだわ。従業員をいったん解雇してからの再出発をしたものの人が集まらず店が開けないとかなんとか。このご時世、いったんブラック企業のレッテルを貼られると職安の井戸端会議(よくパチンカスが狼煙をあげているところ)で尾鰭背鰭な風評がついた話が光速で出回るからね、ご愁傷様だ。
ただまあ、こういうのって悪いことでは無い気がして居る。経営者は大変かもしれないけど、これからは喧嘩別れした元従業員が撒き散らかす風評被害対策も視野に入れなきゃダメなんだろうな。そういうのに負けない・もろともしない魅力とか、風評と反撃ができる証明としてクリーンな実勢を身につける努力みたいなのとか。
やましいことが無ければ、不満をもって辞めた元従業員を名誉毀損で訴えて勝ってヨシ。私は企業経営に関わるようなポジションも経験はあるけど、今はもうそんな立場ではないのでお気楽に書くけど。うん、隙の無い経営って大変そうだね(他人事)。
そんな折、弟が勤め先で副参事に昇格したとかなんとか聞いたり。県単位の支店長を束ねる統括支店長を兼務しつつらしいけど。傍流といっても財閥系だから副部長クラスかな、四年くらいしたら参与になるか取締役になるか色々と道があるのだと思う。大学留年でスロースタートだったのに随分早いなあ。親父が財閥系に吸収された「外様」社員だったのに現場叩き上げから副社長まで上り詰めたけど、それに近いものがある。
うん、家族が皆優秀だと肩身が狭いな。
何も成していない自分を呪う。
もう限界集落でひっそりしようかなあ。
はやく死にたい。