Aruyo

久しぶりの迷夢

何だか変な夢を見た。冒頭はもう思い出せないのだけど何か片づけとか掃除をしていたりとかそんな感じだったと思う。しかし、途中からよくわからない逃避行モノに。

雑木林みたいなところにこれまた顔も見知らぬ集団で迷い込んだような状況。はっきりとわかるのは日本に酷似した異世界ということ。しばらく進むと見覚えがあるような色とりどりの家屋がぴったりくっついて並んでいる。集団の一人が「俺の家がなんでここに?! 間違いない、俺の家じゃん!!」といってドカドカと入ろうとする。

まて、似ているけど違う。よその家だぞ、我が家みたいに入ってはいけない。そう思ったけど止められず、家の中で「中は(稠度とか)全然ちがうな! なんだこれー」と勝手にいじりまくっている。

そこに出てきたのは、蟻みたいに艶のある肌まっ黒い人が数人。大きな目も真っ黒でまるでSFの宇宙人みたいだ。家長らしき女性が「何ですかあなた達は」と言ってきたので日本語通じるようだ。すかさず「すみません、私たちはとてもとても遠いところから来て迷い込んだのですが、こいつが自分の家に似ているからって衝動を抑えられず上がりこんでしまったので止めに来ました」と釈明した。

奴は「なんだよ、俺ん家なのになんでだよ」みたいな事を言いかけたようだけど、他の人が口を塞いで外に引きずり出す。黒い人は「そうですが、それは大変でしたね。どうぞお引き取りください。近くに交番があるのでそこで相談すると良いでしょう」と穏やかに話してくれたけど、ヤバいという予感はより強くなった。おだやかな敵性判断をされた感覚。丁寧にお辞儀をしつつ急いで家から出た。

「急いでこの場を離れよう。身を隠すところを探そう」
私はこう言った。

遠くからエンジン音が聞こえる。
通報されたにしても早すぎる、とても間に合わない。

公園みたいな広場のモニュメントが中は遺跡の祭壇みたいな空洞だけど、大人は無理なとても小さな入口なので子供達をそこに隠れて静かにするように言って、入れない大人は斜面を登るように逃げる。エンジン音の正体は二台の大型スクーターで警察の格好をした...蜂のような黄色い肌の人が乗っている。毛があるのか艶光しているのかはわからないし、サングラスをしていて目まで黄色かもわからない。大人達を発見して向きを変えたので子供は大丈夫そうだ。

なんだろう、日本みたいな所だけど宇宙人みたいなのが住人。ウルトラセブンのロボット惑星(第四惑星の悪夢)とかフック星人の地下団地(あなたはだぁれ?)を思い出してしまう。

木々の間を縫うようにして丘の斜面を登ると向こう側には昭和のポロい平屋団地みたいなのがあって、そこから布のような肌の白い人が恐々とした表情でこちらを見ている。あ、この人達は黒目があるな。着衣も相まって布を被ったお化けみたいな印象。面倒を増やしたくないので方向を変えて尾根にそって進む。なんとなくだけどこの世界に降りる時に空から眺めたような感覚があって、この先に海があるのはわかっていた。

誰か一人、警察に捕まって連行されようだ。

海沿いに着くと普通の人間の小さな集落があった。スラムみたいな感じで皆ぼろをまとっている。話を聞くと、この世界は肌の色で黒、黄、白の順にカーストとなっているらしい。普通の人間は白のさらに下で、全員がここにとっての異世界になる元の世界からの流れ人。ただし時間と国はバラバラのようで1600年頃の中国人や1800年頃のスペイン人とかバラバラなので意思疎通も苦労しているよう。

隠した子供達を急ぎ連れて来るために単独でソリッドスネークよろしく隠れながら戻り、リーダー格の子に海辺の集落までの行き方を指示して、自分は連行された大人を救うべく黒い人の家を迂回して交番を目指す。

でも実は海辺にいた「普通の人間」は黒い人の家畜だったので、交番から出たところで待ち伏せがあってどうしよう! となったところで目が覚めた。

なんか漫画にできそうな夢だったなぁ。

さて、静養していても食べる量はさほど変わらないので運動量の不足から体系が変わるのが日々わかるくらいに太ってきた。これはもう猶予なし、カロリー消費に努めよの緊急事態宣言を発令したいと思う。怪我をしていても出来る運動はないものか...腕の運動を思いついたけど背骨を動かすと肋骨も動いちゃうものね。あとは腿や脛をいかに静かに動かせるかだな。