Aruyo

GRIDは終息するのか

ホームドアの設置駅だと列車とホームの隙間に何か落としたら翌日まで拾ってもらえないという事を聞いて知った。なるほどねえ、接触や転落から守ってくれたりするけどこういう事が。駅員さんを呼んで長ーい棒で拾ってもらう注意書きが遺物になるのね。

古いポケットブックの古本を手に取って読み進める。初版は1974年、当時としては最先端の物理学の見解に基づいたものなのだろうけど、まあまあ今でも通用してそうなものがあって面白い。「してそう」というのも判断できるほど私は物理学も詳しくないので。

その中で、アメリカのオズマ計画について触れている項があった。ああ、これきっとVLBIやSETI@homeに繋がるやつだなぁ...と思いつつ読む。まさか30年後に本気で電波解析するとは想像できなかったろうなあ。しかも世界中のボランティアの計算機(当時はパソコンって言葉は無かったからね)を使って。

BOINCになってからしばらく続けていたけど、今はWorld Community GRIDだけ動かしている。Windowsでの確認やちょっとした印刷作業にAMD A4の古いノートPCを放置気味で立ち上げっぱなしにしている事が割とあるので、そやつのアイドルタイムにだけ動くようにしている。

昔のローエンドAPUといってもSETIからBOINCに切り替えた頃に比べれば高速な部類になるので思ったより短いRun Timeでこなしてくれている(気がする)。あの頃はPentium 4やAthlon XPだったしね、数日かかる課題もたまにあったし。

GRIDはそろそろ廃れるのかな。マイニングのブームあたりでちょっとした離散というか沈静化というかそんなのが起きてそうな気がしていたの。その後のAIのブームで積極的に参加していた層にとってCPUに余剰など無い!! という事になっていそう。

一番CPUが暇しているのはオフィスの業務で使われているPCだったりして。そんなとろにはなかなか浸透せんよねえ。

なので、OSのカーネルかサービスレベルで組み込んでくれてもいいんじゃよ的な。アイドルタイムの数%を「納税」する利用者の義務にしてしまうとかね。さすがに強引だなあとは思うけど、それくらいしないとGRIDに未来はなさそう。