Aruyo

ぺにろいやるのおにたいじ

鉛筆をいいところまで使ってもう削るのをやめようかと。継ぎ足してもっと使うか、このまま捨てるか、ちょっと考える猶予期間をもってみよう。月末までに結論をつけたい。その結論で残っている数ダースの鉛筆も同じ処遇で扱うものとして。すべて継いで使っていたのは高校生くらいかな、ピークは中学生だった、と思う。

絵本「ぺにろいやるのおにたいじ」を処分。現在版と比べるとタイトルが写植そのままで素気ないね。

そして鬼、西洋鬼と日本鬼の融合。鬼滅に出てくる鬼のような格好よさはないけど、今見るとなんだか味がある。ちびっこだった当時の私にはなんか怖かった、足先のとんがった靴が。そう、靴が。いまでも先の細い靴が嫌いなのはこの絵本の影響かもしれない。

そしてひどい落書き。鉛筆だから消してメルカリにでも出そうかと思ったけど、紙の色まで禿げそうだし表3に姉の名前の印がおしてあったのでやめた。そういやこういう名前の印って小学校から貰ったなあ、もしかして福岡だけかな?

紙のヤケも強いしね。福音館のホームページをみたら今は880円とな。表4に記載されている価格は100円、郵送料85円。 [ 年次統計 | 久保哲朗 ]を見るとちょうど1972年は米価が現代の価値に換算したのとクロスしたところ、5kg 2,861円と出る。本は8.8倍だけど米はむしろ下落傾向だったと思うと、令和の米騒動も少し見方が変わるのかもしれない。

まあコメはさておき、郵便は定形外でこの価格。重さは計っていないけど紙厚からして100gは無理でしょう。150gとして今は270円だっけ。3.2倍くらいか。郵便局もそんなに値上がりしていないのは凄いな。もしかしたら書籍小包とかだったりする?

出版社の努力? うーん、重版といっても改訂や在庫のコストとリスクを考えたらね、書店なんて駄菓子の次くらいに薄利多売の究極みたいなところあるし。子供に与える本だから、価格についてはお父さんお母さんが頑張って出してあげて、とだけ。

よく見ると初版は1957年、この本は1972年の新版かあ。初版はどんなのだったんだろう?