何度も何度もくりかえす
毎日見ているから緩やかにしか感じていないけど、母の認知能力の衰えはじわじわと進行しているのだろう。同じ話を繰り返すとかはもう完全に固着した。昨日聞いた話も新しい話みたいにするし、食卓にならんだ食べ物でもそんな事が日々。そういえば「何度も何度も繰り返す」と老いた母の姿を歌詞に盛り込んだ、さだまさしが「秋桜」という曲を作ったのは24歳の時と知って驚いた。
さて、老いた我が母はというと、最近目立ってきたのは「浄水」。キッチンの水栓は浄水器内蔵シングルレバー混合水栓なのだけど、何かと浄水にしてる。洗い物ですらわざわざレバーを浄水に捻ってから洗い出したりとか。蒟蒻を冷凍したり開栓後要冷蔵の意味を理解できなかったりとアベコベする事がちょくちょくあったので、これもそのうちの一つかな? なんて思っている。
賞味期限切れは誰にでもあるうっかりだけど、要冷凍の肉を冷蔵庫に放置して腐臭充満とか野菜室に仕舞わず床下に放置して腐らせるとか贈答で頂いた果物を液状化させるとか炊飯ジャーに36時間くらい放置したご飯を一週間くらいかけて冷蔵庫→食器棚(常温)→冷凍庫→冷蔵庫と移封されるとか、なかなか無いと思うぞ。洗濯していたのを忘れて洗濯槽の中に丸一晩放置する、コーヒーに牛乳を入れて電子レンジで温めたまま忘れてまた温めてを繰り返して「美味しく無いわね」て捨ててまた作り直しての無限ループ(おかげで牛乳の消費が一日一本以上)とかね。叱らず前向きに改善(抑制)する方策を考えるのは至難の業かもしれないなあ。
うまい誘導ができないか。
発達障害の応用行動分析学みたいなの。
少し勉強してみようかな。