Aruyo

我帰還セリ

無事にお勤めを果たして娑婆の空気である。いやまて、娑婆は元々仏教用語、サンスクリット語の「サハー」で「堪え忍ぶ」という意味だそうだ。仏の浄土に近づく界の外、つまり煩悩や苦しみに満ちた耐え忍び生きる忍土​​なので娑婆なのだろう。しかし、市井の視点では禅寺の研修(修行っぽいけど雲水さんのからみたらとても緩いけども)つまりは苦行の場こそ娑婆という見方もできないか? んー、娑婆は、どっちだ。明日のジョーかな。
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さて、短い時間だったけど参加してみた感想。梵唄は楽しかった、うん。せっかくなので覚えるまでやってみたいと思えた。坐禅はキツかったけど「まったくわからなかった」ので残念?な気持ちになった。食事(粥座・しゅくざ、斎座・さいざ薬石・やくせき)は量はとにかく「杓でこそいでこそいで​​箸や沢庵で拭い茶で口に流し込む」という「僅かでも残さない」執念が修行...一番の苦行だったかも。作法もなかなか慣れず。

まあそれでも、来年もちょっと行ってみたい。
そう思えた内容だったかな。

さて、娑婆での最初の動物性の食事はこってりラーメンをチョイス。胃がどんだけびっくりするかな、京都を出る時間までだいぶ余裕があるので「落ち着ける」トイレの場所だけしっかり確認してGO。ビールまでキメちゃったYo!!

お腹の様子を気にしつつ、京都駅ではYouTubeで時々見ていたストリートピアノを探す。場所を移動していたので少し手間取ったけど、無事に見つけて座って休憩。随分と高い階にあるし、あまり認知されていないのか。人も実にまばらで時々人が来てちょっと弾いては去る感じ。ベンチに座っているのも私と初老の女性だけだった。最初に弾いていた学生さんはいかにも「音楽やってます」という空気を出していたけど、次に来た背の小さいお爺さんは、この暑いのにジャケットを着てその上からボストンバッグを背負ったま座り、軽快にビートルズやジョン・レノンのアレンジをメドレーで弾いていた。めちゃくちゃ上手いな! バーやホテルのラウンジで弾いてた人だったりするのかな。

途中で伏見稲荷にも寄ったんだけど、海外からの観光客(特に中国人の団体が多くて多くて)に溢れかえり、階段に寝そべったグラドルみたいなポーズで撮るアジア圏の方々が通行の邪魔になりすぎる。正直なところ残念スポットでしかなかった。

その稲荷前のコンビニでみつけた柴犬Tシャツ、うっかり買いそうになった。いかんいかん。

それと、宿泊する建物はコンセントが少ないと聞いていたので電源タップを持ってきていたけど、いざ充電に使おうと取り出したダイソーのACアダプタはブレードが抜けていた。ヒェー。

帰宅して確認したらこんな状態。下手すればショートして発火してもおかしくなかったな。

よく火事にならなかったな! とほっと胸を撫で下ろしたわけだけど。あー、然るべきところに届け出した方かいいよね。しかし、どこへ...?! 消費者庁? 国民生活センター? どっちにしても相談の電話窓口しか無いみたい。いやね、被害も発生していないから相談ではなく淡々と報告したいだけなの。写真を添付して型番をとこんなことが発生しましたと書いて送信ボタンをポチッとするだけで良いの。

なんでトラブル相談・訴訟・紛争解決​みたいなレベルが前提のメニュー構成なの。「情報提供したい」のFAQだと車だの業界団体へのリンク誘導が目立つ。じゃあPSEマークのJQEかな? 該当するような問い合わせ先が無いけども。

こうやって問題を封じ込める魂胆か...。

今日のえらい「生還した」
明日の頑張る「月末処理」